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【いじめ】小説 音読効果7倍番外編  

ネット小説【いじめ】


「うわぁぁぁぁん!!
 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」


「おや?
 なにを泣いているんだい?」


「ううぅ...ぐひっ、ぐひっ。
 お...おじちゃんはだれ?」


「おじちゃんはひどいなぁ
 おにいちゃんはしのぶっていうよ。」


「ぼく、ケンタロウ
 今日ね、学校でね、いじめられたんだぁ。

 そいつ、ゴリラみたいなやつで
 いつもボクをいじめてくるの。」


「それでそんなとこにうずくまって
 泣いてたのかい。」


「ぼくもう学校なんて行きたくないよぅ
 死んじゃいたいようぅ、ぐひっ」


「そうかい。
 でもねぇ、死んでしまう前に
 まだ君にやれることがあるんだがね」


「え?」


「いじめられてくやしくなかったかい?

 ケンタロウがその気になれば
 いい方法があるんだが...」


「くっ、くやしいけどぉ...
 でっでもなんだかこわいようぅ。」


「こわい...か。

 でも君は死んじゃいたいっていってたね。
 つまり、死ぬのはこわくないんだね。

 それなら、死ぬんだったらもう、
 生きてるときになにをしたって
 こわいもなにもないんだよ?
 
 だったらその死にたい気持ちを利用して
 一度そのゴリラにかみついてみないか?」


「? どういうこと、おじさん?」


「おにいさんだ...
 
 つっ、つまり、死ぬ気でたたかってみないか?
 どうせ死ぬんだったんだろう?

 死にたいと思ったときこそチャンスじゃないか!
 後のことなんか考えずになんでもできるだろう?」


「うーん...
 でも、ぼく体力ないしちっちゃいしぃ...
 
 ぼうりょくはいやだなぁ。」


「ふふっ...だいじょうぶだ!

 暴力なんかじゃ解決することはなにもないさ。
 もっといい方法がある。」


「本当に!?」


「ああ、すこし勇気がいるがとても簡単だ。」


「おしえて!」


「ああ、それはね...」



    ・・・あくる日学校で


「おい!!ケンタロウ!!!
 オレさまの宿題やっといてくれよ!」


「い...いやだよ。」


「なにぃ!?
 なまいきだ!みんなヤッチまおうぜぇええ!!」


「やっ、やめてよぅ
 ...こっ、この ゴリラぁぁ!!!」


「ぬぁにおぅ!!!
 いまなんていいやがったぁぁぁ!!!!」


「っおおおおおおおおおお!!!!!!
 おっ、 おまえなんてきらいだぁ!
 
 ばかぁ!! ろくでなしぃぃぃ!!! 」


「ぐぬぬぅ
 いわせておけばぁぁぁぁ! 」


「でっ、でも!!!

 こっ、こないだ 100M走 はっ、早かったね!
 すごかったね!ぼく体力ないからむりだもん
 すごいね...すごかった...」


「...な、なんだよいきなり。」


「ぼく...死んじゃおうかなっておもってたんだ...
 
 いじめられてつらかったから。
 でもあるとき変なおじさんがぼくに言ったんだ
 

 死にたいと思ったときこそチャンスじゃないか!
 どうせ死ぬんだから後のことなんか考えずに
 なんでもできるだろうって。

 それからこんどいじめられたら

 つらくて自殺しちゃうかもしれない
 もうこの世にいないかもしれない
 
 と思って最後に
 言いたいこと全部ブチまけろって!」


「...」


「だっ、だからこわかったけど
言いたいこと全部ゆったの。

 でもすごいと思ってるってのは本当だよ。」


「...ふんっ!
 なんだかしらけちまったな
 みんないこうぜ。」


「(ホッ、たすかった...) 」




「おいっ!ケンタロウ!!!」


「どきっ!」


「こんど... 
 はやく走れるコツおしえてやるな」


「えっ、あ...うん!! 」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【死ねば楽になる】


とはだれがそんなことを
言っているのか


いったいだれが
補償してくれているのか


影も形もないそんな戯言を
最後の頼りにして

みずから、いのちを絶ってしまう人が
後をたちません。


死ぬのもそして生きるのも
すべて自分自身に責任がある。


責任と言う言葉をかみしめて
ほしかった。


すべての自殺者にこの小説を
ささげたい。


御影 忍

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